【院卒専門の就活イベントサイト】アカリクイベント(Acaric Event)

院卒向けの就活イベント紹介サイト「アカリクイベント」を紹介します。

当然「マイナビ」「リクナビ」には登録してると思います。私の専門学校でさえ全員登録しています。

「マイナビ」「リクナビ」は、普通の人向け。

4年制学部生向けなので、「院卒」は、採用要綱に給与水準が載っている程度。「院卒」が載っていない企業も多く、「院卒」って修士と博士を同じ扱いしてる場合すらあります。

「院卒」をキッチリ採用してくれる企業さん探すの大変ですよ。また「院卒」をサポートするサービスも少ない。一番の多い学部新卒を切ってまで、院生専門サービスをするメリットないですからね。

「アカリクイベント」のTOPページ

「アカリクイベント」は、数少ない「院卒専門」の就活イベントサイトです。院卒向けの就活セミナー・企業さんの講演会・インターンシップの情報を載せてくれるWebサイト。1ヶ月に1~2回は必ず覗いて欲しいです。就活情報は見逃すと詰みます。

研究職がある企業の情報収集

例えば、これらの質問に明確に答えられないなら、情報収集が全然足りてません。

  • 研究職がある企業を、いくつ挙げられますか?
  • 研究職ならではの、労働条件を知っていますか?
  • 専門分野が違うとき、採用してくれるポイントは?
  • 研究職になった後に、ないと困るスキルは?
  • 大学での研究と企業での研究の違いは?

企業セミナーを3社聞いて下さい。「相場」が分かってきます。専門外の企業でも構いません。「実際に研究職がある企業」「今まで院生を採用してきた人事」の話を聞きましょう。

「アカリクイベント」のイベントサムネイル

各分野でのキャリアセミナーが38個も予定されています。化学・銀行・製薬・半導体・機械・電子・データサイエンティスト・DX・女性向け・関西限定などなど。


基礎/専門スキルを活かしたい

なるべく多くのスキルを活かせる企業に就職しておきたいですね。

自分のスキルを「3段階」で考えてください。

  • 共通スキル:研究なら誰しも使うスキル
    例)英語・統計・プレゼンなど
  • 研究スキル:あなたの研究で使うスキル
    例)測定器・プログラミングなど
  • 専門知識:あなたの研究テーマ
    例)超伝導・ドローンなど

研究をしてきたので「英語」「統計」は大丈夫ですね。

少なくとも「英語」では査読論文が読めて多少話せて書ける。「統計」は要約統計量は勿論、グラフ化・クレンジング・検定まではできるはず。

さらに自分の「専門スキル」もありますね。

例えば、私は天文学のデータ解析・宇宙工学の実験が専門だったので「プログラミング」「電子工学」「実験・測定」が得意です。

その上に「専門知識」として「天文学」「人工衛星」があります。

自分の研究活動から「専門知識」と「専門スキル」を分離するのがポイント。「専門知識」に拘ると就職先が1つ2つだけになってしまいます。


スキルを活かせる部分を見つける

業界セミナーや企業説明会を聞いて、自分のスキルをどう活かせるか考えて下さい。また、勇気を持って質問もしてください。

例えば「私は、大量の測定データの統計処理が得意で好きです。今までそのような方の採用はありましたでしょうか」ぐらいで大丈夫。人事さんが汲んでくれて「弊社でも多くの測定をしていて、データを分析するのは勿論~」と、より深い回答をしてくれます。歓迎してくれますよ。

セミナーの場で質問をするのはとても良いこと。

人事の方も人間。質問がないと凹みます。「分かりにくかったな」「興味なかったかな」と。そこに質問があると「積極的な方だな」「ウチに興味持ってくれたんだな」と好印象。

特別優秀である必要はありません。月並みで良いです。少しでも応募する可能性があるなら練習がてら質問をしてみてください。場慣れしていないと、本番で大失敗する経験は、研究発表でも経験済みですよね。研究室・学内研究会・コミュニティ・学会発表と色々経験してきたはずです。

勿論、質問しなければ目立たないので失敗はありません。でも採用試験の時に競り負けます。「あの時、質問してくれた」ってだけの差が一生の差に。


ピークは夏・勝負は冬まで

  • イベントが多いのは夏休みまで
  • 冬までに大手企業は採用終了

「アカリクイベント」を見て、「まだ数がある」「自分の分野に近いのがない」など思っていたら注意してください。

セミナーや企業説明が多いのは夏休みまで。夏休みから秋がインターンシップ、冬までに採用試験は終わります。12月には本年度の院卒就活は終了。もうありません。

少しでも「学びがあるかも」と思ったら参加しましょう。「オンライン」が楽。聞くだけのセミナーと企業説明会からがお薦め。少し慣れたら「オンラインインターンシップ」「グループワーク」にも。

院生を積極採用するのは大手企業。人気なので年末には定員に達します。もう就職はできません。また「インターンシップに参加した」のを応募条件する傾向あり。要は「うちに前から注目してない学生さんは要らない」ということ。アンテナや活動が鈍いので、仕事もできないと自白します。

就活は情報戦。必要最低限の情報源なんてあり得ません。片っ端から集めて精査するのは、就活も研究も同じです。


目標値を立てる

私のクラスの専門学生さんには、「秋までの目標」を伝えています。

  • 「3社」以上のお話を聞く
  • グループワークに「1度」は参加する
  • オフランイベントに「1度」は参加する

これは最低ライン。更に、インターンシップの目標も(3社オンライン・1社オフライン)。

専門学校はクラス制なので担任の話をよく聞いてくれるので助かってます。大学生・大学院生って自信家なのか、初めての就活なのに、なぜか独学し始めますよね。

就活も研究と同じです。数値目標を立ててください。データ数・測定数を稼いで統計で見出しますよね。自分の人生方針を決めていきましょう。

私のクラスでは、夏休みに8社のインターンシップに行った学生さんがいました。1年も前から意中の企業がある学生さんもいます。

就活をしっかりしたからこそ、間違いのない入社ができて、入社後もちょっとやそっとじゃ後悔もしません。自分の人生です。手厚く考えてあげて下さいね。


まとめ | 登録できるものにしないのは「愚」

お疲れ様でした。少しは発見があったでしょうか。

ここまで読む間に、1回でも「アカリクイベント」を開いたならOKです。なかったら、ちょっとキビシイかも…。ご注意を。

「良さそうかな」ってセミナーがあったら、是非ご参加を。

参加には登録が必要です。「アカリクイベント」は完全無料。追加課金もないので安心してください。

私も試しに登録してみました。氏名や学校名などに抵抗があるの分かります。嘘でも登録はできますが、今後セミナーに申し込んだ時に支障がでるので、正直にいきましょう。少なくとも電話番号はセキュリティ認証に必要なので本物を。

「アカリクイベント」の登録画面

googleアカウントだと簡単でした。ただし、普段から見ているアカウントが良いですよ。

私の専門学校で、一次試験通過のメールに気づかず、第一希望の受験機会を逃した学生さんがいました。女の子で、泣いてましたね。

あまり小細工や迷いはせず、素直にされた方をよろしいと思います。


それでは「人生の選択」頑張ってくださいね。

少なくとも私の専門学生に負けないで下さい。大学・大学院に進学したので、勉強の準備期間と学費が全然違うはず。負けてはダメです。

他に何か役に立ちそうな記事があったら、読んで頂けたら嬉しいです。

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